漫画買取を行っているお店では同人誌も買い取ってもらえる？

そもそも同人誌は買取できるの？できないの？どっち

同人誌は、アニメや漫画を通じて仲良くなったり「同じ志で作品を作る」ことを目指し、個人資金で作成する雑誌のことです。

同人作家や同人漫画家が個人で作成した同人誌は個人誌とも呼ばれますが、買取ではどちらも同人誌扱いになります。

冊子の制作費用も安価になったことで、好きなアニメや漫画を題材にした同人誌を発表する人が増えてきました。コミックマーケットでは多くのサークルが、同人誌販売を行っており、人気のブースは長蛇の列ができるほどです。

人気の同人誌は売れる

同人誌は「プロではない人」いわゆる「素人」が趣味で描いている漫画です。ですが、好きなアニメや漫画の世界観を、本物以上に表現する人もいますし、非常に個性的て美しい絵を描いたりストリート性が高い作品を生み出す「同人作家」も多く存在します。

このような人は「コミックマーケット」だけではなく、SNSでも発信力があるのでファンもどんどん増えていきます。

「ホリック」や「カードキャプターさくら」で有名なCLAMP、「機動戦士ガンダム00」のキャラクターデザインをした 高河ゆんも同人誌からデビューしたことで有名です。他にも、同人誌から漫画家に転身した人は多く、同人誌は漫画家の登竜門の1つとして考えられています。

人気の同人誌は、発行部数が少なかったり「手に入りにくい」こともあるので中古品でも高額買取されます。

中には転売禁止の同人誌もある

漫画やアニメの同人誌の中には「転売禁止」と書かれてあるものがあり「読まなくなったのに転売できないのか」とガッカリするケースもあるようです。

せっかく描いて同人誌として販売するのですから「売って欲しくない」気持ちがあるのかもしれませんし、発行部数が少ない場合には「定価の倍額での取引」されることもあるので、それを避けるために記載してあることもあるようです。

ただ、同人誌のような特殊な環境下では「転売禁止」と記載することで商品価値を高めるような風著があるのも事実です。

お金を出して購入すれば、所有権は購入者に移りますので買取に出したことでなんらかのペナルティが課せられることはありません。

ただし、買取業者によっては「転売禁止」とあるものに関しては、受付しないケースもありますので不要であれば、ゴミとして処分するかシュレッダーにかけてしまうのが一番です。

人気同人作家以外は買取価格は期待できない

同人界隈で人気がある作家であれば、そこそこの値段で取引されますが、そうでない場合には二束三文になるケースの方が多いです。

同人誌を積極的に扱っている、買い取っている業者では、HPにて高額買取している同人誌や同人作家を検索できるのでチェックしてみましょう。

漫画買取では同人誌も一緒に扱っている？

漫画買取を行っているお店では、基本的に市販の漫画が買取の対象だと考えていいでしょう。

その市販ではない漫画とは何かと言えば、即売会や専門店などでしか入手することができない同人誌です。

以前はそれを頒布する即売会に行く人の間くらいでしか流通することが無かった同人誌も、近年ではネットで購入できるお店も増えてきており、人気作家のものは高額で取引されることも多いです。

漫画買取ではお店によってはこの同人誌の買取も行っていることもあるので、不要なそれを一緒に売りたいという人はそのようなお店を探してみましょう。

この同人誌に関しては、漫画を買い取っているからといって必ずそれも買取の多少となっている訳ではないので注意してください。

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一般の漫画買取と同人誌では査定基準が違う？

市販されている漫画を買い取ってもらう漫画買取と同人誌の買取では、少し基準が異なると考えていいでしょう。

それは、同人誌は発行される数が市販の漫画と比較してかなり少ないことと、それを描いた作家による買取価格の差が激しいからです。

では、発行された数がそれほど多くなければ高く買ってもらえるのかと言えば、必ずしもそういう訳でもなく、あまり名前を聞かない作家の作品はそれこそ買取の対象にさえならないこともしばしば見られます。

逆に発行数は多くても、人気作家の同人誌は高く買ってもらえる傾向があり、大きな即売会でブースの前に列ができるような作家のものは、漫画買取と一緒に買取の対象になっている場合にはそれなりの値段での買取が期待できます。

同人誌は漫画買取と同じ要領で買取に出せばいい？

漫画買取と共に同人誌の買取を行っているお店を利用する場合、同人誌はお店によって扱いが異なるのでそれをきちんと確認しておきましょう。

1つの例では、宅配での漫画買取が利用できる最低の量（60サイズのダンボール一杯くらいはあることや、具体的な冊数など）に同人誌は含まれないといった具合で、買取に出す前に同人誌の扱いについてよく見ておかないと、思わぬ減額を受けてしまうかも知れません。

また、漫画買取では新作が高値になることが多いですが、同人誌の場合は発行からかなり時間が経った今では入手が難しい作品がかなり高額になることが珍しくありません。

人気があれば増刷する市販の漫画とは異なり、同人誌は基本的に新たに発行されることがまずない為です。

漫画買取に同人誌は出さない方がいい？

同人誌は一般の漫画買取を行っているお店で一緒に扱っているような所には売却しない方がいいと言われることがあります。

この理由は、コレクターズアイテムの1つなので、その専門店でないと適切に査定をしてもらえないことが多い為です。

確かに専門店ではその同人誌の価値をきちんと見極めた査定が望めますが、それが逆に仇となって、査定が0だったりそれに近い査定になる場合も多いです。

この点で、漫画買取と一緒に買取を行っているお店であれば、そこまで高い査定は望めないものの、逆に下もそこまで悪くならないといった傾向が見られます。

そこまで価値が高くないと思われる同人誌の場合、それをうまく利用して、専門店ではなく一般の漫画と一緒に売却してしまう方がいいかも知れません。

漫画買取と同じで同人誌も状態が大切？

漫画買取で高値で売れる条件の1つに、漫画自体の状態がよいことが挙げられます。

これは同人誌でも同様ですが、高値で買取を行ってもらえる同人誌の中にはかなり昔に発行されたものが少なくなく、そのようなものは得てして状態がよいとは言えないものが多く見られます。

ですが、だからといって査定が悪くなるというものでもなく、それが当たり前として扱ってもらえる場合も多いので、見た目にいかにも状態が悪くても、どうせ査定がつかないだろうと諦めずに買取に出してみることをおすすめします。

同人誌は読むというより、それ自体を所持していることに価値を見出せるコレクターズアイテムとして扱われる場合も多いです。

その為、漫画買取と同様に状態はよいに越したことはありませんが、例えそれが悪くとも十分に買取の対象になることが珍しくありません。

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